Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

リアル鬼ごっこ

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出演: トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜、桜井ユキ、高橋メアリージュン、磯山さやか
製作: 2015 | 本編: 85分 | ジャンル: サスペンス、ホラー、ファンタジー | 日本語音声・フランス語字幕 ※12歳未満鑑賞不可

作品概要

「全国のJK(女子高生)の皆さん。あなたたちはちょっとふてぶれしいので、数を減らすことにします」
全ての女子高校生が正体不明の何者かに命を追われる「死の鬼ごっこ」。フランスでも熱狂的ファンを多く持つ鬼才・園子温監督(『愛のむきだし』『ヒミズ』)が理不尽で残酷な世界をシュールかつ過激に描くサスペンスホラー。

緑豊かな山道を走る数台の観光バス。車中では女子高生のグループが賑やかに談笑している。しかし瞬く間に一陣の風のような何かが車体上部と席に座っていた女子高生全員の上半身を切断していった。たまたまかがんでいて無傷だったミツコを除いて…
逃げ延びたミツコは、ふと気が付くと学校の教室にたどり着いていた。一方、ケイコは知らない女性にウエディングドレスに着替えさせられ、何者かに追われる。そして陸上部のいづみにも恐怖が迫っていた。一体なぜ彼女たちは狙われているのか?!その正体は…?!

園子温

1961年愛知県出身。1987年『男の花道』がぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞。同映画祭のスカラシップ作品『自転車吐息』(1990)がベルリン映画祭のほか、30を越える映画祭で上映される。
その後も『愛のむきだし』(2009)がベルリン映画祭フォーラム部門でカリガリ賞と国際批評家連盟賞を受賞し、『冷たい熱帯魚』(2011)はヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門、『恋の罪』(2011)がカンヌ映画祭監督週間、『地獄でなぜ悪い』(2013)がヴェネチア映画祭オリゾンティ部門と3大映画祭の常連となり、『ヒミズ』(2012)ではヴェネチア映画祭で主演の染谷将太、二階堂ふみにマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)をもたらしている。またTVの脚本・演出、小説、音楽でも幅広く活躍している。
特に2015年は本作以外にも『新宿スワン』『ラブ&ピース』『映画 みんな!エスパーだよ』『ひそひそ星』と精力的に作品を発表し、話題となっている。