Kinotayo 17e festival du cinéma japonais contemporain

『牡蠣工場』(Oyster Factory)

©Laboratory X, Inc.

出演:
製作: 2016 | 本編: 145分 | ジャンル: ドキュメンタリー | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

瀬戸内海の小さな牡蠣工場を想田和弘が独自の手法で「観察映画」として写したドキュメンタリー。工場とそこで働く人々を通してグローバル化、過疎化、労働問題、そして遠く離れた東日本の大震災の影響までもが浮かび上がる。

日本有数の牡蠣の産地、岡山県。瀬戸内海にのぞむ美しき万葉の町、牛窓(うしまど)では、養殖牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事を代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牡蠣工場も今では6軒に減り、過疎化による労働力不足も深刻だ。
東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県から移住してきた一家は、ここ牛窓で工場を継ぐことに。彼らは2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心するが、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。先に中国人労働者を雇い入れている隣の工場では、早くも途中で国に帰る脱落者も出て…果たして牡蠣工場の運命は?