10e festival du cinéma japonais contemporain. Salles : Paris / Val d'oise et régions
Kinotayo
©Laboratory X, Inc.

牡蠣工場

監督 : 想田和弘
出演 :
日本公開 : 2016年 | 本編 : 145分 | ジャンル : ドキュメンタリー | 日本語音声・フランス語字幕

作品概要

瀬戸内海の小さな牡蠣工場を想田和弘が独自の手法で「観察映画」として写したドキュメンタリー。工場とそこで働く人々を通してグローバル化、過疎化、労働問題、そして遠く離れた東日本の大震災の影響までもが浮かび上がる。

日本有数の牡蠣の産地、岡山県。瀬戸内海にのぞむ美しき万葉の町、牛窓(うしまど)では、養殖牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事を代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牡蠣工場も今では6軒に減り、過疎化による労働力不足も深刻だ。
東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県から移住してきた一家は、ここ牛窓で工場を継ぐことに。彼らは2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心するが、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。先に中国人労働者を雇い入れている隣の工場では、早くも途中で国に帰る脱落者も出て…果たして牡蠣工場の運命は?

イル=ド=フランス会場

上映日 開始時間 上映会場
2017年01月13日 20h30 ル・クラブ・ドゥ・レトワール(パリ)
想田和弘監督・柏木規与子プロデューサー来場
2017年01月14日 14h30 パリ日本文化会館
想田和弘監督・柏木規与子プロデューサー来場
2017年01月20日 16h30 パリ日本文化会館

地方会場

上映日 開始時間 上映会場
2017年01月27日 19h45 スター(ストラスブール)
2017年01月28日 17h15 ル・ヴォバン 2(サン・マロ)
2017年02月02日 20h30 マルリマージュ(マルリ)

想田和弘

1970年栃木県出身。東京大学文学部卒業後、1993年よりNY在住。NYのスクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科にて学ぶ。NHKなどのドキュメンタリー番組を手がけた後、フレデリック・ワイズマンの影響のもと台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。
その第1弾『選挙』(2007)は世界200カ国近くで放送され、米国ピーボディ賞を受賞、ベルリン国際映画祭にも出品された。続く『精神』(2008)では釜山国際映画祭とドバイ国際映画祭の最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。2010年の『Peace』では香港国際映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞、劇作家・平田オリザ氏と青年団を映した『演劇1』『演劇2』(2012)ではナント三大陸映画祭で「若い審査員賞」を受賞。「観察映画」の第6弾となる本作はロカルノ映画祭に招待されている。
キノタヨ映画祭では2014年の『選挙』『選挙2』に続く上映となる。
著書に『観察する男』『カメラを持て、町へ出よう』『熱狂なきファシズム』『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』『演劇vs映画』『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』『精神病とモザイク』 など。大学等での公演やメディアインタビューも多数。