10e festival du cinéma japonais contemporain. Salles : Paris / Val d'oise et régions
Kinotayo

ご挨拶 - 第11回KINOTAYO映画祭

タブーや先入観に捕われず敬意を持ち、物語と歴史を愛し、創意と大胆さを広く受け入れ、多彩であること。KINOTAYO映画祭はその個性を日本映画と共に創り上げ、はや11年になります。好奇心と情熱、映画人・専門家・観客と分かち合った文化交流の年月、そこに全ての人々のエモーションが加わり、KINOTAYO映画祭の個性は一層鮮やかに彩られております。
KINOTAYOは創設から10年以上を経た今も、そしてこれからも、フランスの観客と現代日本映画の出会いの場となっています。KINOTAYO協会は日本映画をフランスであまねく広めるため、上映作品のフランス語翻訳・字幕作成・ポストプロダクションも含め、たゆまず活動して参りました。この第11回映画祭においてもその伝統は引き継がれております。


第11回のオフィシャル・コンペティションには長編9作品がラインナップされ、観客投票によるソレイユ・ドール、IDEM(イデム)最優秀映像賞、映画専門家賞の各賞が授与されます。足立正生監督の『断食芸人』のような急進的な作品から想田和弘監督のドキュメンタリーまで、幅広いジャンルのバラエティに富んだセレクションとなっております。

映画祭期間中は例年通り複数のゲストをお招きし、フランスの観客の方々に自ら作品をご紹介頂きます。なかでも今回『淵に立つ』でカンヌ映画祭のある視点部門で審査員賞を受賞された深田晃司監督をお招きして、同作をオープニング上映することができ、非常に光栄です。 


映画祭は2017年1月6日(金)シネマ・ル・クラブ・ドゥ・レトワールにて、前述の通り深田監督と『淵に立つ』と共に幕を開けます。クロージングは同会場にて日本アニメーションの新たな才能・新海誠監督の『君の名は。』を上映。日本で人気・作品評価・興行収入の全てにおいて稀に見る大成功を収めた待望作です。

日本映画への情熱はパリのみにとどまりません。2016年12月のヴァル=ドワーズでのプレリュードからスタートし、2017年3月までフランス各地の各パートナー会場、サンマロ、ストラスブール、ポー、ル・カネ、マルリー=レ=メス、カンヌ、そして今回初めてとなる映画発祥の地リヨンの各都市にて引き続き開催されます。 


今年もKINOTAYO映画祭は多くのパートナー、スポンサーの皆様のご支援と企画・準備に携わった映画祭ボランティア・チームの尽力により開催の運びとなりました。
皆様の第11回映画祭へのご来場を、私含めスタッフ一同、心よりお待ちしております。

  

KINOTAYO協会 
会長 片川喜代治